日本100名城とは
日本のお城100選ということになるが、ただ保存状態が良いものや、見栄えが美しいお城を集めたというわけではなく、天守閣を含む城全体においてその実用性、行動性、社交性などの観点を踏まえながら以下の3つの選定基準を以て財団法人日本城郭協会によって100城に選定されたものである。
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優れた文化財・史跡であること
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著名な歴史の舞台であること
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時代・地域の代表であること
場合によっては、天守閣はおろか門や城壁すらもなく“ただの原っぱ”であるものも含まれている。
日本100名城が選定された翌年の2007年に日本100名城に城スタンプが設置され、スタンプラリーをすることが可能になった。
002.五稜郭
北海道は函館にある五稜郭。100名城だとか意識せぬまま訪れたことがあるかもしれない。
江戸時代に建てたとは思えないような西洋チックな五芒星の城郭がポップである。
最近ではゴールデンカムイやるろうに剣心北海道編の舞台となっていたことも記憶に新しい。
旧幕府脱走軍と新政府軍が「箱館戦争」で激戦を繰り広げた地であるが、この星型の城は死角がなく防御機能として非常に優れた設計になっているという。
009.久保田城
秋田県秋田市の千秋公園にあり、石垣がほとんど使われない土造の城だったという特徴があるが天守がない。焼失したというわけではなく元々なかったようだ。
城主は佐竹義宜で、慶長9年(1604年)に建てられた。
別名もあり、矢留城、葛根城、秋田城とも呼ばれることもあるが、秋田城は別にもあるらしい。
城地種類としては、平山城になる。
035.金沢城
金沢城は、日本三大庭園の一つである兼六園の横にあるので非常に行きやすい。
有名な加賀一向一揆の居城だったが、織田信長軍が攻め落とし、佐久間盛政を城主として天正8年(1580年)に築いた城である。
城地種類としては、平山城になる。
盛政は後に羽柴秀吉に討たれるが、その後は前田利家がこの城を引継ぎ、改修など行うが、残念ながら天守は慶長7年(1602年)に落雷により焼失している。