あ行
Arthur Benjamin
数学の教育を変えるための公式
【要点】
- 統計学を知ることは世界を変えることになるかもしれない
- 数学で日常的に使うのは確率と統計学くらいだから微分積分などより大事
- 全ての人が平均から標準偏差の2倍離れているという意味がわかるような教育が必要
Elon Musk
The future we’re building — and boring
【要点】
- 渋滞を無くすためロスの地下にトンネルを掘っている
- 将来みなの家の屋根にはソーラーパネルが付く
- テクノロジーは自動的に進化せず、放っておくとむしろ退化する
【備考】
2017年4月
Elizabeth Gilbert
創造性をはぐくむには
【要点】
自分が産んだ傑作から受け続けるプレッシャーという作家の苦悩から解放される手段として、才能は個人にあるものではなく、精霊のような外部の力によるものとしてしまうことで楽になろうという考え方をすればよい。
か行
Chris Anderson
ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション
【要点】
- ネットによりアイデア発信や学びの革新が起きている
- 文書ではなく動画によって膨大な量の情報を一気に広められる
- 誰もが革新的に世の中に影響を与える伝道師になることができる
さ行
Simon Sinek
How great leaders inspire action
【要点】
- 大抵の人はWhatは理解しているが、Howは一部しか、Whyは理解せず行動している
- 優れたリーダーはWhyで動き、それは脳構造的とも符合し、理屈ではなく本能に近い
- 人は「何を」ではなく「何故」に動かされる
Jay Walker
The world’s English mania
【要点】
- 試験で人生が決まるが25%は英語が占める
- 英語は世界で共通となっている第2言語である
- 英語が世界の問題を解決するための言語になる
Jill Bolte Taylor
ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作
【要点】
- 右脳は今この時の外界情報を純粋に知覚し、そこに自他の境はない
- 左脳は過去未来の継続的な記憶から自己をはっきりと区別する
- 皆がもう少し右脳よりに傾倒すると、世界は平和になる
【備考】
脳卒中で左脳にダメージを受けた脳科学者という貴重なエピソードから
孫正義
孫正義LIVE2011
【概要】
孫正義の半生と哲学。
【要点】
- 高1の時に突如渡米し飛び級で2週間で高校卒業、片手間で発明した翻訳機で4億円程稼ぐ
- 卒業時に会社は売却し、九州でゼロから立ち上げたソフト会社が1年で30億を売り上げる
- ネットバブルで1週間ごとに個人資産が1兆円ずつ増加、バブル崩壊で1/100になる
- 世界一遅く世界一高かったネット環境を変えるべくYahoo!BB設立し、回線相場を変えた
- 赤字覚悟で全世帯モバイル通信できるよう基地局を整備。今後PCから携帯に替わるはず
- 今後リタイヤしたら学校を創り優秀な人材を育成したいと考えている
【教訓】
- やる時は命を懸けて退路を断ちやり残しを悔いる余地がないほど全力でやる
- 私利私欲のためではなく世の中がよくなることを目指すと後々結果がついてくる
【所感】
究極は事を成すのも自己満足だが突き詰めると人類を幸せにしたいという想いに行きつく。
た行
David Eagleman
人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?
【要点】
- 人間の脳は電気信号さえあれば感覚を解釈でき、センサの種類は関係ない
- 電気信号以前のセンサの種類を取り換えても順応できることが実証されている
- 上記2点から、新たなセンサを拡張して新機能や既存機能の性能向上ができるはず
な行
Nicholas Christakis
The hidden influence of social networks
- 鬱や不幸ごと怒りや歓びの感情も社会的ネットワークとしての周囲に著しく影響を与える
- 習慣や価値観も相互作用するため、友達が肥満だと自分もそうなる確率が跳ね上がる
- 黒鉛とダイヤがどちらも炭素原子であるように、社会も要素ではなく構造が特性を決める
は行
Bill Gates
「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。
【要点】
- 再生可能エネルギーはエネルギー密度が低くそれだけでは使い物にならない
- 現存するバッテリーをすべて集めてもエネルギーを10分間も供給できない
- 最も有力と思われるのは原発廃棄物の劣化ウランを60年かけて燃やす進行波炉
【備考】
2010年2月の講演ということは、福島原発事故より前の世界。
ま行
Matt Cutts
マット・カッツの30日間チャレンジ
【要点】
- 何でもいいから何か新しいことを30日やってみる
- 何かをやるには30日がちょうど良い期間
- 効果がなくてもやってみることで何かが変わる
茂木健一郎
白洲信哉芸大講義「美を求める心」
【要点】
- 美術品は造り手の手を離れて初めて美術品となる
- つまり受け手が美意識を感じて初めて美術品となる
- 肩書は便利だが、先入観を産み、感覚の邪魔になる
茂木健一郎 クオリア日記: 白洲信哉 東京芸術大学講義
【備考】
2007年6月18日
東京芸術大学 美術中央棟 第三講義室年6月18日
東京芸術大学 美術中央棟 第三講義室
東大講義「偶有性の自然誌」
【要点】
- 脳のしくみはある程度予測できるけど、完全には予測できない
- 数式モデル化できないし独立事象のくせに文脈的要素も関係する
- 統計的アプローチも難。演繹ではなく帰納的に研究する他ない
「偶有性の自然誌」を公開しました。
下記の2点を公開しました。 偶有性の自然誌 後半 茂木健一郎 『偶...
【備考】
2007年7月4日
東京大学 駒場講義
ら行
Robert Waldinger
人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から
【概要】
75年間724人の人生を追跡し、人生を幸せにするのは何かを調査してわかったこと。
【要点】
- 人を幸福や健康にするのは、良い人間関係である
- 人間関係で重要なのは身近な人たちとの関係の質である
- 良好な人間関係は脳や健康状態に良い影響を与え寿命をも延ばす
【教訓】
- 孤独は命取り
- 頼れる良好な人間関係を意識的につくるべし
【所感】
冨や名声や業績は幸せには直接は無関係であるというのは驚き。
【備考】
2015年11月