システマ体験の3回目。今回で無料体験は終わりとなる。
本を返さなければならないこともあったが、これまでの2回を体験して今後も続けてみてもいいかなと思い始めていた。もうしばらく続けてみないとわからない。
今日はメンバーが多い。1回目に参加していた5名に加えて初登場のオタクっぽいぽっちゃり女子が参入してきた。ほんとに何の集団かわからないようなラインナップだ。
今回のトレーニングは多くの小道具が登場
ストライクとパンチの違い
システマの打撃であるストライクと通常一般的なパンチとの違いの説明が始まる。
見た目は似たようなものだが、受けてみると全然別物であることがよくわかった。
ストライクは脱力しているのにパンチよりズシンと重い。
受ける方は打たれた瞬間に息を吐いて衝撃を散らすのだが、どうしても腹筋を固くしてしまう。腹筋を固くしないとみぞおちに入って呼吸ができなくなると思ってしまう。
ただ、よくよく聞いてみると全く腹筋を使わないわけでもないらしくややこしい。
ナイフワーク
エースっぽい人がナイフを持ち出して来た。
刃は本物ではないものの、金属であるため十分に刃物感はある。
ナイフを持った手からナイフを叩き落として見せたり、刃の腹の部分を敢えて身体に当てて固定することで、ナイフが突き刺さらないようにするテクニックを教わる。
どれもこれも少しの失敗で命を落としかねない危険な状況であり、逃げるのを第一に考えなくてはならないと思えるものばかりである。
ナイフの味を知る!?
次に、壁際に立たされてナイフで切られたり先端を押し付けられたりすることで、ナイフの味を知るというサイコっぽいワークが始まった。これは意味がわからないしとにかく痛い。
偽物でも刺されたり切られたら痛いものは痛いのだ。
針山に立つ!?
続きまして、針のようなブツブツが敷き詰められた円形のルンバのような形の台が登場。
これに乗れというのだ。足つぼを刺激する器具なのだろうか。
「ぐわぁぁぁあああ!!!」
滅茶苦茶痛い。まるで剣山に立っているかのようだ。
これに全体重を預けるのは10秒くらいに留めたい。
デブだとダメージ2倍以上だろう。
この痛みに対しても呼吸でフーフー言って我慢せよということなのか。
謎の鎖
ふと横を見ると、ぽっちゃり女子が重めの鎖を振って男を叩いている。
「あいっっったい!!!!」
意味が分からないSMクラブのような光景と、痛みに耐える人々。
いったいどこから持ってきたのか数々の小道具たち。
隣でバドミントンしている人たちからの目線は一切見ないようにした。
最後のブリーフィングで、リーダーがこう言った。
「しばらくは今日みたいな激しめの路線で行こうと思う!」
激しめはいいかもしれないが、今日のはちょっと・・・と思いながら体験は終了した。
結局システマをやるのかどうか
結論を言うと、この後8か月ほど放置していたが、あるキッカケでシステマを始め、その後4年以上(現在まで)続けることになる。
8か月後に何があったのか。
システマ創始者ミカエル リャブコ氏の息子、ダニール リャブコ氏の特別セミナーに参加する機会があり、彼のシステマを目の当たりにし、これは本物だという確信を得たからである。