出鼻をくじくフライト遅延
日本から上海への飛行機が2時間半遅れたので、観光時間が削られてしまった。
上海浦東国際空港に到着したら、まず空港で5000円分を元に両替。231元になった。
最近中国は急速にキャッシュレス社会になったと聞くが、現金が必要なこともあるだろう。
時間は15時過ぎ、まずは街中に出るため電車に乗る。途中までリニアモーターカーで行くこともできるが、以前乗ったことがあるので今回は地下鉄で行くことにした。
とりあえず一番の繁華街は南京西路~南京東路の通りだと予想して、南京西路までの切符を7元で購入する。リニアモーターカーの場合は+40元。上海地下鉄路線図
さっそく現金しか使えなかった。高度なキャッシュレス社会はどこ・・・?
豫園へ急げ!懐かしの中国茶詐欺
地下鉄の中で地球の歩き方を読んでいると、豫園の最終入場時刻が16:45であることが発覚する。そちらを先に行くことにしたが、果たして間に合うかどうか微妙なところ。
豫園(よえん、簡体字: 豫园、拼音: )は中華人民共和国上海市黄浦区安仁街に位置する明代の庭園。
「豫」は愉を示し、すなわち「楽しい園」という意。
豫園駅に着いて地上に出た瞬間、小走りで近づきながら突然女性が英語で話しかけてきた。
「私たちの写真を撮ってもらえませんか?」
不自然すぎる。なぜこのような地下鉄出口の交差点で写真を撮りたがるのか。
なぜたくさん人がいるなかで比較的遠くにいる自分に写真撮影を求めて来たのか。
豫園に訪れたのが”2回目”である自分はすぐに理解できた。
ああ、これ知ってる。中国茶詐欺・・・まだやっているのか・・・と。
時間があれば遊んであげてもいいけど構っている暇はないので全力で拒否して豫園の方角を探す。歩いててびっくりしたのは上海の街を走る原付・バイクがすべてEV(電気自動車)になっていること。ホーンの音こそあるものの、エンジン音がまったくしないから接近に気づきにくく危なっかしい。また、3年前と同様にドローンは相変わらず飛んでいる。
豫園近くに到着するも入口がわからずチケット売り場に到着したのはギリギリの16:44。何とかチケットを買うことができたが、あと30分で閉園なので急げと念押しをされる。
賑わっているが、ここは豫園の外。
豫園内のスポット。
閉園間際で追い出されて人がいなくなったスキを狙っての一枚。
上海蟹!?
見まわしてみると小籠包のでかいやつ(生煎?)が定番で選ばれているのと、汁たっぷりの蟹を食べている人が多かった。上海蟹なら安いと思ったが、後々調べたところによるとワタリガニという噂もあるが、上海蟹であってほしい。誰かわかる方がいれば教えてほしい。
73元にスイカジュースも加えて88元なり。
豫園から外灘へ
お腹もいっぱいになったところで豫園から外灘まで歩く。
外灘(ワイタン、拼音: 、がいたん)あるいはバンド(英語名:The Bund)は、中国・上海市中心部の黄浦区にある、上海随一の観光エリアである。黄浦江西岸を走る中山東一路沿い、全長1.1kmほどの地域を指す。
この一帯は19世紀後半から20世紀前半にかけての租界地区(上海租界)であり、当時建設された西洋式高層建築が建ち並んでいる
街を走るバイクに違和感があると思ったら何とすべてEV化されていた。
エンジン音が聞こえないので接近に気が付かなくて危険な気がした。
5分程度で外灘の川沿いに出る。スモッグが出ているのか景色にもやがかかっている。
きっと夜景が綺麗なんだろうけど、外灘に夜が訪れる前に南京東路~南京西路を散歩することを優先した。この後尋常じゃないくらいに人が集まってきて歩くのも難しくなってきた。外灘で何かイベントがあったのかもしれない。
夜の繁華街(南京東路~南京西路)
南京東路は活気溢れる街だったが、歩いていると何度も客引きに話しかけられて鬱陶しかった。特にエロ系マッサージの呼び込みが・・・。南京西路は東路ほど活気もなくオフィス街のようだったので人民広場を越えたあたりから引き返した。
上海の雑技団を観てみたかったが、フライトの時間に間に合わなくなるので今回もパス。20時頃には人民広場駅から空港に向けて出発した。