日立のビッグドラムという人気のドラム式洗濯機。
突然下水というかドブのような臭いがし始めることがあるという。
そうなったとき、解決するためにやれることをいくつか紹介する。
まず、日立のドラム式洗濯機が採用している“ヒートリサイクル方式”という仕組みが、臭い原因となってしまう場合が設計上あるとのこと。え?そんなんでよいの?メーカお墨付き?
“ヒートリサイクル方式”は、運転時に発生する熱を回収して乾燥時の送風に再利用するという何やらエコで省エネに貢献する画期的な方式である。
しかし、臭いの原因になっているケースがあり苦情が目立ったため、“ヒートリサイクル方式”は、2021年式のモデルから廃止され、姿を消すことになったようだ。
とは言え、必ずしも臭くなるわけでもないし色々と対処法はある。
もう一度以下を確認してみよう。
水栓が開いているか確認する
自分の場合はこれだった。
いやそもそも水栓が開いていなければ動かないようになっているのだが、ある日から乾燥の時にわざわざ水栓を閉じたのが悪かったのだ。乾燥運転終了時に、排水トラップに水を溜める工程がある。これによって排水口の臭いの逆流を防ぐ効果があるようだ。
つまり乾燥時であっても乾燥後であっても水栓は開けたままにしておかなければならないのだ。
乾燥一時停止のまま放置していないか確認する
乾燥運転中に一時停止したままにすると、前述の排水トラップ内の水が抜けてしまい臭いの逆流が起こってしまう。
排水トラップの水が抜けていないか確認する
とにかく排水トラップの水が抜けていると、臭いの逆流の懸念があるため、臭いときは状態をチェックしよう。水が抜けていた場合、排水トラップに1リットル程度の水を直接注ぎ込むという手もある。
槽洗浄する
ドラムに汚れが蓄積すると臭みの原因になるため、しばらくやっていなかった場合はやってみよう。
槽洗浄コースを選んで自動でできる。3時間コースと11時間コースのどちらかを選べる。
槽洗浄コースを選んで自動でできる。3時間コースと11時間コースのどちらかを選べる。
排水口に糸くずなどのゴミが溜まっていないか確認する
排水トラップのふた(カバー)がしっかり取り付けられているか確認する
乾燥運転時の除湿方式を「水冷除湿方式」に変更する
機種にもよるが、電源を入れて乾燥ボタンを3秒以上押すと音と共にモードが切り替わる。
自分の機種、BD-SG100CLでは、1が空冷除湿方式で、0が水冷除湿方式となっている。
ちなみにデフォルトは空冷除湿方式になっているので何もしなければヒートリサイクル方式ということになる。冒頭に紹介した通り、ウリであるヒートリサイクル方式である空冷除湿方式からの切り替えによってにおいの逆流の可能性を下げるのである。多少使用する水の量は増えることになる。