財布を失くしたまま海外にフライトした話

トラブル
haneda

台風直撃の2018年8月8日、羽田空港にて

財布がない・・・

羽田空港

国内便はすべて欠航。超大型の台風が関東を直撃する頃、2,3人しかいないバスで空港に到着した。何とか空港に到着できたが一息ついているうちにチェックインしなければならない時間ギリギリになってきたので、リュックから上着を取り出した。飛行機の中は冷房が効いていて寒いため上着は絶対に忘れてはならない。

今回はLCC(Low Cost Carrier)であるAir Asia利用のため7kg以上の荷物は預けなければならないので今上着を取り出しておかないと大変なことになる。上着と携帯、財布、パスポートは小さなバッグに移しておこう。

 

あれ?財布がない?!
さっき行ったトイレかな?

 

ない!リュックをひっくり返しても上着、ズボンのあらゆるポケットにもない!!
どこに落とすタイミングなんかあったのか。空港までこれたってことはついさっきまであったはず。あるとすれば・・・空港まで乗ってきたバスの中で落とした可能性が一番高い。

乗ってきたバス会社に電話すると、財布の形状やバスを特定する情報、乗っていた位置などを聞かれた。それらを確認して折り返し電話くれるとのこと。

しかしもうチェックイン締め切り10分前なので非常にまずい。
LCCは特にチェックイン〆切に厳しいことが多い。スペインで数分遅れて容赦なくCLOSEされチケットが無駄になったこともあった。格安の代償はそれなりにあるのである。

焦っているとすぐに折り返しの電話がかかってきた。

 

「お財布ありました」

 

ひとまずよかった。またポケットからポロリしていたとは・・・
思えば今穿いているこのハーフパンツはタイでもポロリした実績のあるやつではないか。
歴史は繰り返す。でも見つかってよかった。

 

「すぐ取りに行きます!どこにありますか?」

「それがですね、今そのバスは羽田空港から30分以上離れたところを走っています。」

「ええええっ!?」

「一旦、新子安の営業所で保管ということになります。いつ取りに来られますか?」

(当然もう今日は無理だしこれで旅行を諦めるわけにもいかない。強行するしかない。)

「わかりました。では帰国日の19日夜に羽田空港で受け取れますか?」

「現金が入っているものはこちらで運べないので営業所に取りに来て頂くしかありません。」

「ええええっ!?」

まあよい。日本なら何とかなるだろう。とにかくもうチェックインするしかない。
メキシコでの事件を教訓に、もしものときのためにリュックの奥底に現金2万円とクレジットカード1枚を忍ばせていたのでそれで何とかなるだろうと思いチェックインに踏み切った。

さすがに物価の低いアジアと言えど10日間の旅で2万円は心許ないが、クレジットカードでキャッシングすれば問題ないと考えていた。

荷物超過で1万円取られる

ここで追い打ちをかけるようにハプニングが発生。

なんと手荷物が7kgを超えることを申告していなかったため、合計10kgあるリュックを受け付けられないと言い出した。WEBからチケットを取ったときに確かに申告の選択肢があったがそんなもの後からなんとでもなると考えていた。

「追加料金をお支払い頂けば受け付けられます。どうされますか?」

どうも何も捨てるわけにもいかないし旅行を諦めるわけにもいかない。

「わかりました。いくらになりますか?」

 

「1万円になります。」

 

「ええええっ!?」

 

何それ何それ。片道3万円もしないチケットなのに!
後には引けないの知っててふっかけすぎでしょ。
ちなみに事前に言っていた場合は5200円だった模様。
荷物を3kg減らせばいいんだけどこの3kgが絶妙で減らすことができない。
幸いここでの支払いは予備のカードが使えた。

このままマレーシアに飛んだのだが、なんとこのクレジットカードがキャッシングすることができないものでATMの前で途方に暮れることとなる。(続きはマレーシア旅行記で!)

 

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