あ行
あり金は全部使え
『堀江貴文』
【概要】
お金は使ってこそ意味があるという考え方をぶっきらぼうに説明している。
【要点】
- 死ぬとき紅海するのは使った後悔より使わなかった後悔だ
- お金は使ってこそ意味があり、その効果を最大限に発揮してこそ意味がある
- 自分への投資効果を最大限にするために時間もできるだけお金で買え
【教訓】
自己投資を最大化するための手段としてお金があるならば寝かせていても意味がない。
【所感】
理解できるし共感もするがバランスは大事である。
1Q84 BOOK1
『村上 春樹』
【概要】(ネタバレ注意)
小説家を目指しながらも不倫している予備校講師が、17歳美女の小説を影で校正し、新人賞を受賞させる。殺し屋の爽健美女が、警察官の美女と組んで禿げた男たちを逆ナンし、SEXしまくる。
1Q84 BOOK2
『村上 春樹』
【概要】(ネタバレ注意)
予備校講師と殺し屋は、両想いだったが気付かぬまま20年間疎遠に。いつの間にか予備校講師の書いた小説の世界に生きており、元の世界に戻れそうにないことがわかる。
1Q84 BOOK3
『村上 春樹』
【概要】(ネタバレ注意)
2人の主人公を調べていた探偵崩れがゲイに殺される。2人の主人公は、危険を乗り越え20年ぶりに再会し、来た道を戻ることで小説の世界から抜け、無事SEXに至る。
いま、ブッダに学ぶ
『ひろさちや』
【要点】
- 人生は無意味であり、生まれて老いて死ぬだけだ。
- 苦しむから希望も欲望も向上心ももつべきではなくいい加減に生きるのがよい。
- 目標を立てたり反省や再発防止などせず、全てを受け入れ成り行き任せにするのがよい。
【所感】
本当にブッダがここに記載されているようなことを説いていたのか疑わしい。
著者の自分勝手な解釈という気がしてならない。矛盾も感じた。
読んでいて腹立たしくなった。例えば「100点を目指してはいけない。60点ぐらいでいい。」ならわかるが、「60点ぐらいがいい。」ということを述べている。「100点取ってはいけない」とまで言っている。大震災が起こっても身構えたり対策したりすべきではないと言っている。そんなのは政治家がやればよい??では政治家には当てはまらないのかこの思想は・・。
か行
改訂3版グロービス MBAマーケティング
『グロービス経営大学院』
- マーケティングを学べば自分の仕事が全体のどの部分か理解できる
- よくイメージされる「市場調査」はマーケティングの中のごく一部
- 顧客の分析から始まり、自社の位置づけを決め、売り方を決め、売る
改訂4版が出版されているのでそちらも紹介します。
語りつくした本音の12時間「なんかヘンだよね・・・」
『堀江 貴文, 西村 博之』
【要点】
- 人たらしで格差を乗り越えることができる
- 国のルールはそれを作る人に有利にできている
- 天才は紙一重で変人だから早めに保護するべき
株はこうして買いなさい
『ダイヤモンド社』
【要点】
- 株ははじめるまでが難しいがはじめてしまえば簡単
- 株主優待狙いで買うのもあり
- 儲けるなら不人気株
考える力がつく本
『池上彰』
【要点】
- 読書だけでは考える力はつかない
- わかったつもりになっている状態では人に説明できない
- わかるとは、自分がこれまで持っているバラバラの知識が1つの理論の下にまとまること
【教訓】
中々本音を出してくれない相手に対しては、仮説をぶつけて反応を見てみる
カンタンお掃除基本のキホン
『シンプルお掃除研究会』
【要点】
- 出したものはその日のうちに元の場所へ戻すルールをつくる
- 最も汚く最も普段近寄らない部分から掃除する
- とりあえず捨てる。できるだけ所有しない
逆転の仕事論
『堀江 貴文』
【概要】
7人の仕事論が記載されていて、それぞれに堀江氏が考察している。
【教訓】
- 常識を疑い自分の頭で自分のポリシーを考えてみよう
- 自分の好きなことを見つけてそれに没頭しよう
- 失敗を恐れず自分を信じてやり抜こう
【所感】
だいたいが逆境を経験していて、一歩間違えると成功していないであろう危うさがある。
金融・為替に強くなる『日経』の読み方
『日本経済新聞社』
【要点】
- 金利の高い国の通貨は上がる
- 相場は東京⇒ロンドン⇒ニューヨーク⇒東京のようにリレーする
- なんだかんだで米国が中心といって良い
こうすれば1000万円貯まる!―貯蓄が苦手なあなたにもできる勝利の方程式
『森田 聡子』
【要点】
- 1000万円レベルなら日常生活の節約で投資資金を捻り出せる
- 利回り1%、3%、5%、7%の中から自分のタイプを決めよ
- 複利を舐めてはいけない
答えは必ずある~逆境をはね返したマツダの発想力
『人見 光夫』
【要点】
- 共通主要課題を1つに絞って単純にし、対症療法ではなく根本的治療を施そう
- 電気を作るところから考えるとエコカーはどれも言うほどエコじゃない
- 何か新しい発見をしたかったらパラメータは少しずつではなく大きく振るべきだ
さ行
3週間続ければ一生が変わる
『ロビン・シャーマ』
【要点】
- まずは3週間続けることで習慣として定着させることができる
- 習慣を変えることで人生を変えることができる
- 行動しなければ何も始めらない
システマ入門
『北川貴英』
【概要】
- システマの原則
- 代表的なエクササイズ
- システマ式格闘術
- システマ式コンディショニング
- システマ式哲学
【要点】
- 呼吸によりリラックスせよ、姿勢を保ち動き続けろ
【教訓】
- ゆっくりできないものが速くできるわけがない
【所感】
- やや宗教的/似非科学的な側面があり、完全に信用できない。
- 型がないため、体系的な技術の習得ができるのかという懸念もある。
【備考】
システマを体験する前だと上記所感のような印象を受けるが実際やってみると書いてあることの意味がわかる。逆に言うと言葉で表しきれない内容が含まれており、やってみなければ本当の理解ができない。
10年後に食える仕事食えない仕事
『渡邉正裕』
【概要】
- AI化が進んでも残る仕事はどういうものかについて語る
【要点】
- 人間がどう頑張っても勝てない領域は存在する
- 人間の強みを活かせる領域も存在し、人間とAIの協業が効果的
- 残る仕事は、発想力、サービス力、職人芸的器用さが必要なもの
【所感】
10年後に限定しているため、残る仕事はたくさん想定されているが、それらが消えていくのもAIの成熟度次第で、指数関数的に発展しだてこの本の想定より仕事が奪われるのは時間の問題だと思った。
人生を逆転する名言集
『福本 伸行』
【要点】
- 自分の可能性を自分で閉ざす愚かさに気付け
- 諦めなければ道はある。祈ったらおしまい
- 負けてもともとの精神が大事。そして継続は力なり
新装版 不確定性原理―運命への挑戦
『都筑 卓司 』
【要点】
- 観察した時点で観察対象に少なからず影響を与えている
- 速度の変化量が大きくなるにつれて位置が決まってくる
- 位置の変化量が大きくなるにつれて速度が決まってくる
た行
楽しく上達図解オセロ
『中島 哲也』
【要点】
- 中割をし、中割をさせないように打つ
- ウイング、単独C打ちはやめたほうがよい
- ダブルA打ち、ストナー、偶数理論を狙え
田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ
『田母神 俊雄』
【要点】
- 日本は戦後、自虐史観を植え付けられた
- ほとんどの日本人は真実を知らず、骨抜きのまま
- このままだと日本はますます骨抜きにされ続ける
段取り力
『齋藤 孝』
【要点】
- 段取りは能力を超える
- 優先度の決定が大事
- 先を見通せないものは段取れない
超訳 ニーチェの言葉
『白取 春彦』
【教訓】
- 自分の「なぜ」を知れば道が見える
- 人を喜ばせると自分も喜べる
- 目標にとらわれすぎて人生を失うな
トカトントン
『太宰治』
【概要】
終戦直後、何かを本腰入れてしようとするとトカトントンという音が聞こえてきてやる気が失せてくる悩みを抱えた26歳の青年の話。
【教訓】
- トラウマは受けたときの環境情報をタグ付けする
- トラウマは考え方次第で払拭できるはず
【所感】
敗戦直後の不安定な心理状態が背景にあると想像すると何となく状況が理解できた。
トカトントンは復興時の再建の音ということだろうか。
【備考】
無料でダウンロード可能!
トヨタ伝
『読売新聞特別取材班』
【概要】
- 創業時から現在に至るまでの意外にも知られざる歴史
- 戦時中の企業の立場。日産とのライバル時代
- 豊田家の伝統、地域、政界との繋がりは尋常でない
な行
20代から身につけたいドラッカーのリーダー思考法
『藤屋 伸二』
【要点】
- リーダーには相応しい典型的なタイプなどない
- リーダーは役職ではなく役割だ
- リーダーは深く考え、決定する人
日産自動車極秘ファイル2300枚
『川勝宣昭』
【概要】
絶対的権力者と戦った課長の死闘7年間の記録。絶対的権力者とは、カルロスゴーンのことではなく塩路一郎という名の天皇と呼ばれた男。1人の男にここまで組織は蝕まれるのかという有様と、その状態から脱却できた奇蹟的なストーリー。
【要点】
- 日産の労働組合は経営陣よりも権力があった
- 組織正常化に向けて立ち上がったのは一介の課長
- 苦労して会社側の協力も取り付け諸悪の根源を追放する
【教訓】
- 誰の目にもおかしいと思うことも権力の前には無力
- 権力に対抗するためにはそれなりの覚悟と周到な準備が必要
- いくら巧妙に支配しても道理に反した権力者はいずれ滅びる
【所感】
腐敗した状況に抗えない状態に指をくわえて見ているしかなかったという、フィクションかと疑うような有様に衝撃を受けた。ただ結局この諸悪の根源を追放した後も結局経営を立て直すために必要なことは実行できず、ゴーンが来て初めて実行できたという事実は否定できない。
【メモ】
- 日産の労働組合は経営陣よりも権力があった
- 組合員は選挙活動に動員され違法行為に加担させられた
- 人事配置、工程改善、あらゆることに組合の承認が必要だった
- 組合の長は銀座六本木の高級クラブで豪遊し、そこで役員が承認を求める異様な光景
- 組合で出世すれば会社でも出世が約束され、組合に背けば会社を追い出されるしくみ
- 社長が社員に語りかけることですら組合の許可が必要という有様だった
日本にノーベル賞が来る理由
『伊東 乾』
【要点】
- ノーベル賞の選定は科学的功績以外の要素が大きい
- 平和貢献度や世界的な力関係の政治的慰みとして与えられる
- 日本は科学者や技術者にとって非常に阻害された環境である
は行
ハムレット
『ウィリアム・シェイクスピア』
【概要】
国王である父を殺され復讐するが、復讐が復讐を呼び、悲劇が連鎖する。
【要点】ネタバレ
- 国王である父を殺したのは、母と浮気していた叔父であると知る
- 叔父と間違えて妻の父を殺してしまい、叔父も間違えて王妃を毒殺する
- 叔父に唆された妻の兄と決闘の末相討ち、双方死ぬが死に際に叔父を討つ
【教訓】
- 人を殺すときは相手をよく確認しよう
- 人を殺すときは誤って別人が死なないような方法を取ろう
- 復讐は新たな復讐を生み、悲劇は連鎖しやすい
人を動かす
『Dale Carnegie』
【要点】
- 相手を批判しても良いことはない
- 相手を論破してやりこめても良いことはない
- 相手を気持ちよくさせるだけですべてがうまくいく
【備考】
あらゆる自己啓発本の原点と言われている本。
不動産投資で不労所得1000万円を得る方法
『溝口晴康』
【概要】
脱サラで不動産投資により1000万円得るために必要なこと。
【要点】
- 不動産は投資ではなく経営である
- 不動産は多少の知識量×飛び抜けた行動力×正確な決断力である【教訓】
- 何もしないことこそがリスクである
- あるべき姿から逆算すると何をどこまでやらなければならないか最初にわかる
(例えばフルローン前提で、3億円程度の借入をしないと年間1000万円のキャッシュフローには届かない) - 全てを知ってからでは遅すぎる。ある程度知識を得たら行動せよ
フリーター、家を買う。
『有川 浩』
【要点】
- 村八分、それは現代の都会でも十分起こりうる
- 何気ない振る舞いからそれは起こり、関係者が皆苦しむ
- 一度失うと取り戻すのが難しいものは確かにある
ボトルネック
『米澤 穂信』
【教訓】
ネガティブな姿勢でたいして考えず受動的に生きているのと、思慮深く能動的に生きるのでは人生全く違うものになる。言うまでもなく、ポジティブに生きる方が良い結果が導かれる。
堀江貴文の言葉
【概要】
堀江貴文が日頃の金言をまとめた発言集。
1.生き方
2.仕事の流儀
3.カネ
4.人・つながり
5.学びとインターネット
6.世界の仕組み
7.ホリエ流・前進志向
【所感】
他作品の『ゼロ』や『君がオヤジになる前に』や『君はどこにでも行ける』が、
本作品のすべてをカバーしていた。
ま行
名人伝
『中島 敦』
- ある道具を使う技を極めた名人と言えど、上には上がいる
- 更に高みに立つと、必須のはずの道具なしで用を足すに至る
- 更に高みに立つと、道具の存在すら忘れるに至る
もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
『岩崎 夏海 』
【要点】
- 顧客は誰か、何を求めているかが最も重要
- 人の強みを最大限に生かす適材適所が重要
- 組織の成長のために現状の何かを捨てる必要あり
物語の主人公になる方法―Special Edition
『Patrice Julien』
【要点】
- 考えてるイメージがそのまま人生になる
- 自分の可能性を縛っているのは自分自身
- 人生は自分というプレイヤーを操作するゲームと考えよう
や行
要求を仕様化する技術・表現する技術 -仕様が書けていますか?
『清水 吉男』
【要点】
- 本来の設計意図を見失わないように要求と仕様を分けて書くべき
- 仕様変更時にも常に要求に立ち帰って影響範囲を確認できる記述方式が望ましい
- 派生開発及び要求仕様記述の集大成としてUSDMと要求TMのフォーマットがある
ら行
LIVE HACKS! [ライブハックス!]
『大橋 悦夫』
【要点】
ToDoを以下の分類で分けた後、2を重んじると良い。
- 重要かつ緊急
- 重要だが緊急でない
- 重要でないが緊急
- 重要でなく緊急でない
2は先延ばしにされがちだが、後々効いてくる大事なことが多い。
ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法
『ロバート G. アレン』
【要点】
- 複数の収入源をもて
- キャッシュではなくキャッシュフローに目を向けろ
- 儲ける方法を大別すると不動産、株式投資、マーケティング
ロマンとソロバン~マツダの技術と経営、その快走の秘密
『宮本喜一』
【概要】
人見氏の「答えは必ずある~逆境をはね返したマツダの発想力」と併せて読むと最近のマツダ事情把握はほぼ完璧になる。人見氏の方はエンジニア視点、こちらはプロマネ、経営陣サイドの目線。同じ話を両サイドの目線で見ることができる。
【要点】
- 今あるものの延長で見るのではブレイクスルーはない
- すべての制約を取っ払えたとしたら何をやりたいかを考えろ
- ロマンを追及しつつもソロバンの裏付けは必要。売れなければ何もならない