スイス旅行記~8日目~サンモリッツ~ティラーノ

スポンサーリンク

ベルニナ急行(Bernina Express)でイタリアとの国境越え

またまたパノラマ列車の旅。スイスを旅先に選んだ理由の1つとして、パノラマ列車の車窓に揺られて壮大なアルプスの景色を見てみたいという想いがあったことは間違いない。

スリランカの旅で茶畑を縦断する列車の景色が素晴らしかったので、世界の車窓的な写真集を物色していたら、スイスの列車が有名なのだということを知り興味が湧いたのである。

今回の旅で触れたスイスを代表するパノラマ列車は2つ。そのうち1つがスイス旅行記~7日目~サンモリッツで紹介したグレイシャー・エクスプレス(Glacier Express)で、もう1つがこのベルニナ急行(Bernina Express)となる。

Tirano-Bernina-StMoritz_TimeTable

朝のサンモリッツ湖

朝何も考えずに自分のペースで準備していたら、駅まで送り届けてくれるシャトルバスが無慈悲にも行ってしまう。受付に尋ねると、どうやら事前に予約しなければならなかったようだ。そうは言いながらも、たった今出たばかりだということで何と電話で呼び戻してくれる。

Thank you “Hostel by Randolins”.

Hostel by Randolins

Hostel by Randolins

シャトルバスで駅前まで送ってくれて、列車の旅に出る前に、駅前にあるサンモリッツ湖 (Lej da San Murezzan)を散歩する。

Lej da San Murezzan

朝の爽やかな空気の中、ゆったりとボートを漕ぐ人やSUP(Stand Up Paddleboard)を楽しむ人も見かけた。

Lake St. Moritz

9:30発ティラーノ(Tirano)行きベルニナ急行

しっかり散歩した後、いよいよベルニナ急行に乗車する。

Bernina express

やはりグレイシャー・エクスプレスと比較してしまう。

まずパノラマ具合がグレイシャー・エクスプレスよりしょぼい。そして窓が開けられない。窓が開けられないと、反射していい写真が撮れないから困る・・・。だが地球の歩き方によるとパノラマ車両でもデッキ近くや、先頭車両なら窓が開けられたりするようだ。

スイス旅行記~7日目~サンモリッツで述べたように、グレイシャー・エクスプレスで通るレーティッシュ鉄道アルブラ線と、今回のサンモリッツからティラーノ間のレーティッシュ鉄道ベルニナ線が、「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」としてユネスコ世界遺産に登録されているから景観は文句無しによいのだけれど。

また、サンモリッツ駅からティラーノ駅までは、2時間ちょいのため十分日帰りが可能だ。

アルプグリュム(Alp Grüm)駅で写真タイム

アルプグリュム(Alp Grüm)駅では15分程の停車があり、周囲の絶景を撮ることができる。駅にはレストランがあり、駅のトレードマークになっている。

Alp Grüm station

ここはベルニナ急行の路線の中でも標高が高い場所で、2103mの絶壁の上に位置している。また、正面にパリュ氷河とターコイズ色のパリュ湖が一望できる。パリュ氷河は、ピッツ・バルナとピッツ・バリュの間を流れているそうだ。夏だからか氷部分があまり残ってないように見える。

パリュ氷河とパリュ湖

パリュ氷河とパリュ湖

パリュ氷河

パリュ氷河

雄大な景色を楽しんで撮るものを撮ったらさっさと列車に戻る。列車に乗った後にパリュ湖を大きく撮れたのでそれもついでにご紹介。

パリュ湖

パリュ湖

大きくカーブするシーンも多くあり、乗りながら自身の列車の写真を撮ることができる。

ベルニナ急行車両

ベルニナ急行車両

途中、360°ぐるっとまわる有名なブルージオ(Brusio)のオープンループを通る。

ブルージオのオープンループ橋(Circling Trains in Brusio)

ブルージオ(Brusio)のオープンループ橋

ブルージオ(Brusio)のオープンループ

ブルージオの360°ループ橋

ブルージオの360°ループ橋

レーティッシュ鉄道ベルニナ線のハイライトとも言えるこの360°ループを実現している石橋は、長さ約142.8m。ループ内で高低10mを調整している。車窓からの映像はこちら。


帰りにブルージオ(Brusio)駅で降りてくるくる回ってる列車を撮りたい。

ティラーノ(Tirano)でパスタランチ

ランチタイムに終点ティラーノ駅に到着する。ここはイタリアだ。初イタリア!

車両に箱根の文字と日本の国旗が描かれていた。きっとまた姉妹都市かとおもったら姉妹鉄道の看板を発見する。箱根ロマンスカーか!?どっちが妹なのか。

ベルニナ急行と箱根

ベルニナ急行と箱根

ティラノと箱根は姉妹鉄道

ティラノと箱根は姉妹鉄道

ベルニナ線ティラーノ駅

ベルニナ線ティラーノ駅

隣の黄色い建物は、旧イタリア国鉄のRFI(FS)のティラーノ=レッコ線の駅になる。

RFIのティラーノ駅

RFIのティラーノ駅

あまりティラーノを観光するつもりもないので駅前のレストランでランチにしようとお店を探し、Ristorante Vittoriaというお店に決める。クレジットカードが使えるし、この辺りはスイスフランも使えるようだ。

本日のメニュー

本日のランチメニュー

トマトソースのスパゲッティとポテトと薄くスライスしたチキン天ぷらみたいなもののセットにレモネード。ちなみにナポリタンに見えるがトマトケチャップを使うナポリタンはイタリアには存在しない

ついでに豆知識を披露しておくと、トルコライスはトルコと関係なく長崎発祥台湾ラーメンは台湾でなく名古屋発祥冷やし中華は中国ではなく仙台発祥天津飯も中国の天津ではなく日本発祥である。

ランチを食べたらすぐに普通列車で折り返しサンモリッツ行きに乗り、途中下車しながら見どころを押さえて行く作戦とする。

Brusio駅にて

Brusio駅にて

Brusio駅で降りてからループ周辺まで徒歩10分程度の距離がある。

Brusio Map

Brusio Map

テクテク歩いてループに近づくも、全体像が撮れるポジションが見つからない。そこらの住民にフォトスポットを知らないかと聞いてみるも誰も知らないという回答・・・。

線路を踏み越えれば丘に上れるが、万一線路侵入をセンサが検知してダイヤなんか乱すようなことなったら事件になってしまうしリスクがでかい。無理はしないよう踏みとどまった。

考えてみれば列車が通るのは運が良くても30分に1本くらいではないのか。モタモタしている場合ではない。とりあえずループの真ん中に入る道があったのでループの中に侵入してみる。真ん中に奇妙なオブジェの石像が3体建てられている。

左回り↓

右回り↓

右回りの360°カメラVRバージョン↓

YOUTUBEだと上から引いて見れないから残念・・・それに画質が悪い。
THETAで撮った元動画だと真円を描く列車の姿が見れるのに・・・。

左回りの360°カメラVRバージョン↓

木陰から撮ったものだが列車が超スロースピード・・・。
※こちらも360°カメラによる撮影なのでグリグリドラッグで動かせます。

ネットもないのでダイヤもわからずひたすら列車が来るのを何本分も待ったため、なんだかんだで2時間近く居たかもしれない・・・。

ミララゴ(Miralago)のボスキアーヴォ湖(Lago di Poschiavo)を散歩

ブルージオ(Brusio)駅で再び列車に乗ったが、すぐに次のミララゴ(Miralago)駅で降りて、湖を散歩する。(また湖・・・好きすぎ?)

Lago di Poschiavo@Miralago

Lago di Poschiavo@Miralago

しかしすぐに何もないことに気づき、降りなくてもよかったと思ってしまう。湖の畔で絵を描いている人を眺めたりプラプラしてみたが、すぐに飽きる。

30分後、また列車に乗ってアルプグリュム(Alp Grüm)で降りる。何故またここで降りたかというと、ここからオスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅まで約6kmのハイキングコースがあるからだ!

15:40頃からスタートして約2時間半のコースだから18:10に着くことになる。18:21にオスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅に間に合わなかったら次はないかもしれない。なぜなら終電は19:11だが✖が記載されているためだ。日によっては列車が来ないのかもしれない。✖の凡例としてFermata su richiestaと説明があるが意味がわからないため逃すわけにはいかない状況だ。

【参考】Tirano-Bernina-StMoritz_TimeTable

※後で調べたところによると、Fermata su richiestaは、”要求に応じて停止”というイタリア語でした。

迷わず規定の時間どおりに辿り着くというタイムアタックハイキングが始まった。

アルプグリュム(Alp Grüm)~オスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)ハイキング

ルートはこんな感じ。地球の歩き方だと2時間半と書かれているが、Google先生によると1時間35分のコースとなっている。ペース想定が厳しい・・・。

AlpGrum~OspizioBernina

AlpGrum~OspizioBernina

ラゴ・ビアンコ(Lago Bianco)という湖沿いを歩くコース。またしても湖。
ラゴ・ビアンコはイタリア語で白い湖という意味らしい。

高低差はこんな感じで初心者にもオススメの人気のコースらしい。

AlpGrum~OspizioBernina_altitude

それなのに人っこ1人居ない。どこにも見当たらない。人間が居ない。これほど人気(ひとけ)がないと、大自然に飲まれそうな気がして怖い。

そんな中、ヤギの群れに遭遇する。人も居ないしいっちょ遊んでみるか。

盛大に無視された哀しみを抱きながら再び歩き始める・・・
遠くに見えるダムのようなもの。おそらくあの向こうにはラゴ・ビアンコ(Lago Bianco)の湖があるはず。

ダムのようなもの

ダムのようなもの

ダムを越えると予想通りの湖が眼前に広がる。白い湖というほどは白くない気がする。

ラゴ・ビアンコ(Lago Bianco)

ラゴ・ビアンコ(Lago Bianco)

でも上から見たらまあまあ白かった。

白い湖

白い湖

結構ダラダラ歩いてたのか寄り道してたのかわからないが、オスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅に着いたのは、出発時刻3分前のギリギリ。ギリギリとは言え途中雨に降られたりもしながらでも何とか間に合って本当によかった。

オスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅

オスピツィオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅

ランドリンズのシャトルバスにも間に合い、宿に戻る。
戻った後でよかったが激しい雨が降り出す。

夕食はまた3人で。哲学の話で盛り上がる。日本では流行りまくったアドラーが、カナダやアイルランドでは流行ってないのか知られていないようだ。アイルランド人の方が、2年前に環境保護のためにヴィーガンになったそう。実際にヴィーガンの人の話を聞いたのは初めてだ。”ヴィーガン”は、肉を食べない”ベジタリアン”よりも更に厳しく、動物由来のすべてのものを排除した生活様式を送る人たちのことである。

ヴィーガニズムveganism)は、人間が動物を搾取することなく生きるべきであるという主義[1]。その範囲は単に動物性食品を食べることを避けることから、あらゆる動物製品を避けることを含む(革、ウール、毛皮[2]等々)。動物性食品を食べない、もしくは追加して動物製品を使わないということの実践とされる[3]。食生活においてはほかの菜食主義(ベジタリアン)の食生活とは異なり卵や乳製品も避ける。

Wikipediaより

環境保護で、ヴィーガンにねぇ・・・思うところはあるけど世界中で増えつつあるらしい。

スモークサーモンのロスティ

スモークサーモンのロスティ

本日の歩数:18794歩

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。