スイス旅行記~9日目~クール~アムステルダム

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クール(Chur)で途中下車

8時半過ぎまでガッツリ寝て、朝飯はリンゴ。この日はキッチリ予約していたシャトルバスで駅まで降りる。クール(chur)経由でチューリッヒ空港(Zürich Flughafen)までのチケットを一気に買う。クール(Chur)で途中下車といっても1時間くらいの余裕しかない。

それでもクールは5000年の歴史を持つスイス最古の街ということなので、1時間とは言えど街ブラの価値は十分にあるだろう。しかも街はコンパクトで1㎢の中に見どころが凝縮されている。駆け足でぐるっと歩くだけの観光になりそうだ。

クール(Chur)駅前

街はフェスティバル真っ最中

駅を出てまず気づいたのは、クール(chur)は今まさにお祭りの真っ最中だということだ。屋台がそこら中に出ていて人が多い。きっと普段の景色とは全然違うのだろう。賑やかなのはいいが、“中世そのままの歴史的な景観”を期待してきた者にとってはちょっと残念かもしれない。

立ち並ぶ屋台

立ち並ぶ屋台

海外では見かけがちな仮設遊園地も出現している。普段は何もない広場に突如このような遊具や本格的なフリーフォールが現れたりするからビビる。

仮設遊園地

名前は知らないが遊園地にあるまわるやつ

地球の歩き方に載っている散歩コースを足早にこなしていく。雨は降りそうで降らない。前方に見えて来た見どころの建物、聖マルティン協会。元々は8世紀ごろからあったそうだが全焼し、これは1491年に建てられたものだそう。尖がっている。

聖マルティン協会

その隣には、見どころのレーティッシュ博物館が。しかし中に入る時間などないので外観だけ写真を撮っておしまいにする。ちなみに公式サイトによると一般的な所要時間の目安は2~4時間らしい。ミュージアムパススイストラベルパスがあれば無料入館できる。

レーティッシュ博物館

そしてその後ろに控えているのは大聖堂。ローマ軍が砦として利用していた場所でもあるということで、見どころだ。見どころ見どころと言いながら1つもしっかり見ていない。そんな余裕はない途中下車ぶらりウォークの悲しさよ。

大聖堂

大聖堂を越えたあたりはもう人も少なくなり、静まり返っている。

く

クール(Chur)の街並

ひっそりとしているが、なかなか趣があってクールな街並みだ。

クールな街並み

街自体がこじんまりとしているおかげで一通りメジャーなところは散歩できた。そろそろ1時間になり、もう時間がないのでスーパーでマカロニサラダ的なカップと水を買ってチューリッヒ行きの列車に乗り込む。1時間半ほどでチューリッヒ駅に到着するので、そのまま乗り換えてチューリッヒ空港(Zürich Flughafen)に向かう。

チューリッヒ空港(Zürich Flughafen)へ

FREE WIFIがないと思っていたのに、搭乗券を入れたらFREE WIFIが使えるパスワードを吐き出すマシンを発見してしまう。こんなものがあったとは。行きで来た時に使いたかった。

FREE WIFI MACHINE

ちなみに今回はトランジットでアムステルダムに夕方着いて、1泊してから翌朝に上海経由で帰るコースになっている。重量制限の関係でバックパックを機内に持ち込むことはできなかったため、アムステルダムで外に出るため一度荷物を受取たいと申し出たが、上海でしか受け取れないと言われる。最低限のアメニティと衣服を取り出して手荷物とし、搭乗する。

オランダ・アムステルダム到着

1時間くらいでオランダ・アムステルダムのスキポール空港に到着する。スキポール空港は普通にFree Wifiが使えるので宿の場所を再確認できた。

まずはアムステルダム中央駅を目指す。空港から中央駅はすごく近く、15分くらいで行ける。アムステルダムは初めてではないので楽勝だ。中央駅は改修中のようで景観が残念だ。赤レンガ造りで東京駅に似ていて、2006年に姉妹駅になったらしい。肝心の写真が撮れていない・・

アムステルダム駅周辺

駅を背にして見る風景はこんな感じ。アムステルダムは運河の街なのだ。写真は明るいが、時刻は20時過ぎである。サマータイムの影響か。

アムステルダム中央駅前から見た風景

街がバウムクーヘンのような扇形に展開されていて、運河だらけでとても美しい。街のほとんどは干拓地で、海抜は平均2mと低い。元々名前の由来もアムステルダム川の”ダム”というところから来ていて、そのまんまである。

アムステルダム市街を散歩

まだ明るいし荷物も少ないのでこのまま宿チェックイン前に街歩きすることに決定。相変わらずの自転車大国だ。駅前の大通りに堂々とSEX MUSEUM(写真中央)が配置されていたり、アダルトショップがスポーツ用品店のように立ち並ぶ。それがアムステルダム。

お洒落にさえ見えるSEX MUSEUM

お洒落にさえ見えるSEX MUSEUM

飾り窓(RED LIGHT)周辺

駅から徒歩10分もない距離に、飾り窓エリアがある。
飾り窓とはRed lightと呼ばれて怪しげな赤い光を放っている売春宿街のことだ。

ちなみに風俗業はオランダ政府公認である。

この辺りもオランダ旅行に来た時に一通り見たのだが、せっかくまた来たのだからということで周辺を散歩。日本の風俗街のような如何わしい雰囲気ではなく、普通の観光客も来る観光スポットとして賑わうというオランダらしい光景を目にすることができる。

売春公認だけでなく、マリファナ合法安楽死OK、LGBTが普通の扱いで同性婚もOKなどなど、先鋭的な国であるオランダ。風俗やドラッグの扱いは、そうすることでマフィア市場を潰し、犯罪発生率を減らすとともにしっかり税金を取って、観光業での収益も増やせたことで大成功しているというわけだ。

とは言えガラス越しに裸に近い女性がセクシーなポーズで自ら客引きを行っている姿は初めて見る人は驚かされることだろう。この辺りでは撮影が禁止されている。何よりこの飾り窓の中心部で始まりの場所とされているのは歴史ある旧教会周辺というからおもしろい。

Red light周辺歓楽街

歓楽街は、飾り窓だけではなくストリップライブセックスなどのエロいショーも見どころとなっている。こちらの内容も前回のオランダ旅行で体験済なので、機会があればそちらで紹介する。

SEX Theater

引きで撮ると飾り窓映り込みが際どくなるが、こんな感じ。

ピンク一色な一帯

ピンク一色な一帯

夜も更けてきてかなりの人がごった返して盛り上がっている。ほとんどが観光客と思われる。

歓楽街の熱気がすごい

点在するCOFFEE SHOP

Coffee shopは、カフェではなくカンナビス(マリファナ/大麻)のBARだ。前述の通りアムステルダムでは合法のため、普通のBARと同様に明るく盛り上がっている。

こちらは老舗のTHE BULLDOGというお店であり、街に何店舗か見かける。昼間もやっており、普通にスターバックスやマクドナルドのパネルのようなものから気軽に選べるというカジュアルさにも驚かされる。しかし辺り一帯カンナビスの臭いが充満している。

THE BULLDOG(Coffee shop)

THE BULLDOG(Coffee shop)

お腹が減ったので夕食に、フェットチーネ(fettucine)のカルボナーラを食す。
お値段は14 EUR。スイスよりマシだがそれでも高いなぁ。

フェットチーネのカルボナーラ

散歩も終わってお腹も膨れたので予約してある宿にチェックインしに行く。中央駅のインフォメーションでバス停ナンバーFと21番に乗れば良いと言う情報を得てから、その通りに実行。

HOTEL NIEUW SLOTANIAというホテルだ。今は”XO Hotels Infinity”という名称になっているようだが、価格はドミトリーで1泊€30。バスに乗った後もMaps.meで自己位置を確認しながら確実にプレイン40-45で降車する。

HOTEL NIEUW SLOTANIA

HOTEL NIEUW SLOTANIA

入った途端にアレの臭いがロビーいっぱいに蔓延している。デカデカと”No Smoking”と書いてあるのに・・・長い長い廊下。かなり大きなホテルだ。

部屋のドアを開けると同時期にチェックインの手続きをしていた男性2人が居た。

 

うっ!!やたら室内が臭いぞ!激臭!!

 

凄まじい体臭の持ち主と同室なのかと絶望的な気分になる。
しかし、机の上にドリアンらしきものが置いてあるのを発見。

 

これか・・・捨ててくれよ・・・。

 

しばらく携帯を弄っていたらもう1人が入ってくる。軽く挨拶した程度でシャワーして眠る。

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