乗継(トランジット)でソウルに1泊
今回のフィリピン旅行は、Korean Airを使うため韓国を経由する。
行きだけだが、乗継に時間が空くため一泊の韓国滞在となる。
韓国は修学旅行以来かもしれない。本当の行先の旅程は少し減ってしまうが、ついでに観光できてしまうトランジットは、ちょっとしたお得感があって好きだ。
朝食としての機内食は何の変哲もない日本のコンビニおにぎり、ツナマヨネーズ。
そしてあられのおつまみと韓国のビール。
ほんの1時間半ほどでソウルのインチョン空港に降り立つ。
Wi-fiが飛び交いまくっている。さすがIT先進国と言われるだけはある。
そして空港内にスケートリンク!アイススケートではなくローラースケートかな?
Arrival(到着ロビー)に着いたところ、いきなり空気がキムチ臭い。
修学旅行のときもそれに驚いたことを思い出した。”空気がキムチ臭”は都市伝説ではありません。
まずは両替。まあ5000円分くらいでよいか。
宿もクレジットカードで払えるだろうし。
レートはわかりやすく100円=1000ウォンになっている。
ソウル一の繁華街、明洞(ミョンドン)へ
宿を取っている明洞(ミョンドン)まで向かう方法をいくつか調べたが、空港鉄道という手段が最も安かったため、それで行くことにする。何やらチャージするためのカードを買わなければならないようだ。まあ後で返せるみたいだしまあいっかとカードを購入する。(案の定忘れて返さず日本に持ち帰ることになってしまうのだが・・・)
明洞(ミョンドン)までは思ったより遠い。1時間強かかるようだし地図を見ると乗り換えがある。しかし乗り換え駅のソウル駅から明洞までは歩けそうな距離なので観光がてら歩くことにする。
ちょっと古臭いがビルが並んでいる。
気が付けばもう15時近い。宿にチェックインする前に食べないとランチタイムを逃す。
事前にガイドブックでチェックしていた明洞餃子を食さねば。
超有名なシュウマイみたいな形の餃子のようだ。
道に迷い遠回りしながらも明洞(ミョンドン)に到着。すごい人の数だ。
明洞(ミョンドン)はソウルの原宿だの渋谷だのと言われているようだから当然だ。
そして明洞餃子のお店に到着!
ピーク時間じゃなかったからか、並ばずに済んだ。
しかし餃子の他にカルグクスというワンタンメンみたいな韓国うどんが名物っぽい。
是非これも食べてみたいのにハーフサイズがないらしい。
仕方ない・・両方食べよう。
まずこれが明洞餃子。10個未満で注文できない!
キムチが2つ出てきたが、連れはいないぞ?めちゃくちゃ美味いがめちゃくちゃ辛い。
水を飲みまくることになる。
そしてこれがカルグクス。水餃子が入ったフォーみたいな感じだ。
こちらは思ったより薄味。2個目のキムチを起爆剤に麺をすすったが、さすがに量が多い・・・。全部食べられるわけもなく、1/3くらい残して席を立った。
荷物も重いし早いとこチェックインしなければ。明洞(ミョンドン)の道では多分公共の「ソウルの街」みたいな感じのネットワークで結構Wi-fiがつながってくれて助かる。
だが宿周辺ではWi-fiが消えた。カーナビといっしょでここぞというときに案内がなくなりやがる。予約していた安宿はこちらベスティンレジデンス明洞。
周辺の地元の人っぽい人に尋ねるがなかなかわからない。
この辺りに間違いないのだが・・・。
スクショした地図を頼りに突き進んでいるとセキュリティのおっちゃんが喚きながら近づいてきた。探している場所を伝えると、あっさりと教えてくれた。
チェックインならず
「ハロ~」清潔なユースホステルのような感じ。受付に「予約しています」と得意げに言った。
若い兄ちゃんの方が、「まあ荷物置いてジュースでも飲みなよ」と、ぶどうジュースを差し出してくれた。椅子に掛けてくつろごうとした矢先、姉ちゃんの方が、何やら問題がありそうなことを言っているようだ。浮かない顔をしている。
ミスター、あなたの予約は明日よ
まじか・・・1日ずれて予約してしまっているのか・・・。これは痛い。
今日の空きはありませんか?
ないねぇ・・・
オーマイガー!今から宿探しとか・・・。まあ近くにいくつかあったみたいだけど。ここの料金はまだ払っていないけどBooking.comを通してしまっているから厄介かもしれないなぁ。念のために次の日のフィリピン、セブのマクタン島での予約を確認したら、そちらの日付は正しかった。同じ人間が同じ日に予約できてしまうなんて、アラートの1つくらい出してくれたらいいのに・・・。
まずはソウルでの明日の予約を取り消せるか、キャンセル料はどうなるのか。
今は未払い状態だが、Booking.comの規定によると、キャンセル料は各宿に支払えと。
オーナーに相談すると、宿代はいいけどBooking.comに仲介手数料を払わないといけないから困るなぁと言っている。てことは最悪仲介手数料分を支払えばよいことになるのかな。
Booking.comに、予約自体をチャラにできないか電話してくれようとしたが、サポート窓口が電話では受け付けていないという結論になった。とにかくお金よりも今夜の宿を確保しなければならない。この辺りに似たような宿はないかと厚かましくも聞いてみたら、知人の経営するオープンしたてのゲストハウスがあるとのこと。ただしクレジットカードが使えないという。
しかしウォンがないな・・・。
交渉の末、100,000ウォンのところを半額の50,000ウォンで泊まれる上、ベスティンレジデンス明洞でクレジットカードにて支払いし、現金を次のゲストハウスへ代行して払ってくれると言うではないか。そして次のゲストハウスまで案内してくれるという神サービス!!韓国人めちゃ親切。100%こちらのミスなのに申し訳ない。
別の宿を無事確保
5分くらい離れたところに、「IU」というゲストハウスがあった。
IU ゲストハウス (IU Guesthouse)
https://iu-guesthouse.seoulhotelspage.com/ja/#bkl
オーナーと直接話をしてくれて快く案内してくれた。
パスポートを出そうとすると、要らないと言われる。
外観はぱっとしない感じだったが内装はめちゃくちゃ綺麗で、聞けばまだオープンして1週間とのことで、そりゃ綺麗なわけだ。しかもデジタルパネルの認証番号ロック付きでセキュリティ設備にも力が入っている。ただ中々中心地から離れた場所だったので、客が来るのか少し心配になった。
Wi-fiができないかと思ったが、モデムをリセットしてもらったら繋がるようになった。
この宿に日本人が来たのは初めてということだ。
ひとまず落ち着いたが休んでる暇はない。韓国での自由は後半日しかないし街を散策せねば。
街ブラとショッピング
夏服を買わねばならない。Tシャツのようなものを。
今回夏物を引っ張り出すのが面倒だったため、パンツと靴下以外は現地調達しようと決めていた。
フィリピンよりも韓国の方がショッピングに向いているだろう。アパレルの店もたくさん見かけたし急いで買いに行くとしよう。
夜飯をガッツリ食べるためにもキャッシュを作らないといけないため、両替屋を探す。
また同じレートだった。明日の空港までの移動も考えて1万円を両替した。
そういえばCタイプのコンセント変換プラグを入手しなければならない。
韓国とフィリピンは同じCタイプで通用するが、日本のAタイプは使えないところがほとんだ。Cタイプの国に行ったことはあるので持っていたはずだがどこかへ行ってしまった。
セブンイレブンを覗いてみると発見できたが8000ウォンだった。何か高い気がする。
こんなもん100均で買えなきゃダメだろ・・・。他の店でも探してみてなければ戻ってこようと考えた。こういう購買感覚は物価は関係なく、もうただのプライドである。賢い消費者でありたいのだ。
街はカップルが多い。最近では韓国がオシャレや美容の先端を行ってるとTVやネットでよく聞くようになったし、アイドルグループやらもやたらと人気のようなので、オシャレなんだろうなという淡いイメージを持つようになってきていたが、街行く人々を生で見てみると、男性も女性もイモ臭く見えてしまった。メディアによる”盛り”が入っていたのか一般人だとこんなものなのかもしれないが・・
辺りは暗くなり始めている。
日本でも見られるブランドの数々が出店している。アクセサリー、コスメ、食べ物、アパレル。屋台でのフルーツやスイーツも散見される。日本語の看板も目立つが、日本人は思ったより少ない。チラホラ見かけても女性3人とか女性ばかり。ココイチなどもある。タイではカレーは同じだが内装を豪華にして富裕層向けにし、プレミアム展開でヒットしているそうだが、韓国では日本と同じ雰囲気のようである。
うどん居酒屋などよくわからない店も。
うろうろしていると警察官の群れが猛ダッシュしているのに遭遇。一体何事が起こるとこういうことになるのだろう。とてつもない一大事が起こっているに違いないが何が起こっているのかわからない。
街行く若者が持っている魔法のステッキみたいなお菓子が気になる・・”?”の形にねじったような形のお菓子、まったく美味そうには見えないが人気のようだ。
人気のようだ。他には通常の3倍はあるソフトクリームとか・・・。