フィリピン旅行記~0日目~ソウル

フィリピン

そういえばTシャツを買わなければならないのだった。色々とお店に入ってみたが、極端にダサくて粗悪なものか、日本くらい高いものかどちらかになってしまう。韓国まで来てユニクロや無印なんか買うのもナンセンスな気がするし・・・。しかし迷っている時間はない。結局H&MでTシャツ4枚購入。あとはCプラグ!何かが足りないと思ったら電気屋の類を全く見かけない。

警察が歩いていたのでこの辺りに電気屋がないかを聞いてみたが、ないないみたいなジェスチャー。地図を見ると、観光案内所があった。

そこへ行ってCプラグを探していると伝えると3件くらいお店を教えてくれた。
だが、そのうち2件はコンビニだった。コンビニ以外の1件を探したが見当たらない。
シャッターが閉まっている店は何軒かある。おそらく定休日なのだろう。

うろうろしているとダイソーを発見。
だがなぜかCプラグからAプラグへの変換アダプタしかなく、探しているのはAプラグからCプラグへの変換なので意味なし。仕方なくコンビニでCプラグを購入する。

買うべきものは買ったが、まだまだ腹は満腹のままだ。
広場に座って人間観察でもするか・・・

Wi-fiが飛んでいるのでLINEやTiwtterも確認できるのでありがたい。
韓国人男性は、15年ほど前はみんな針金みたいなメガネをかけていたもんだが、今は皆エルビスコステロのようなごつい黒縁のメガネをかけている・・。

女性は美人が結構いるみたいだが、整形だらけというのが通説。
とは言えスタイルがいい人が日本人より多いかもしれない。スタイルは誤魔化しようもない。

全く腹が減ってこないので一旦引き上げることにしよう。
明朝はかなり早い。始発で空港に向かわなくてはならないと思ったが、空港鉄道の始発では間に合わないことがわかった。空港行きリムジンバスで行くことになりそうなので、乗り場をチェックしておいた。

宿のオーナー家族と団らん

宿に戻ると、オーナーとその娘さんがテラスでお酒を飲んでいた。
他に客はいなかったのもあり、こっちへ来なよと呼ばれる。

行くと焼酎を飲みながら自家製のトウガラシまみれのチキンやら野菜やらを食べていた。
飲めや食えやと誘っていただいたけど、これはイケナイ。

ただでさえまだ腹いっぱいなのにさらに食べるともう韓国料理のディナーが食べられなくなってしまう。夜は韓国焼肉に行こうかと考えていたところなのに。ご厚意はありがたいのだけど・・・。

正直に、昼は食べすぎで、夜に韓国の焼肉を食べてみたいので腹を減らさなければならない状況を伝えてみたら、笑いながらお奨めの料理屋を教えてくれた。

そこでわかったのは、どこの焼肉屋も2人前からのオーダーという縛りがついているようだった。観光案内所でもらった地図の裏でお奨めさえているお店でもそのように書かれている。

このコンディションではどう考えても2人前は不可能だ。

焼酎を飲みながら悩みぬいた末、焼肉は諦めて35年の老舗というサムゲタンの店、百済参鶏湯に行くことに決めた。サムゲタン(参鶏湯)は、韓国料理の1つで、鶏肉高麗人参鹿茸ファンギ(牙なおぎ)などの漢方と、もち米くるみ松の実ニンニクなどを入れて煮込んだ料理である。

かなりの健康食のようで、薬膳料理補身料理(ポシン料理・滋養食)とされてもいる。
これなら堂々と1人前でオーダーできる。

ちょうど今からフランス人のゲストを迎えに行くから、途中まで乗っていけと言われた。歩いても十分行けそうな距離だったがその親切なお言葉に甘えることにする。

いざ夕食、参鶏湯の店へ

2分もしたら大通りに出て、そこで降りた。
地図を見ながら歩き、難なく辿り着いたそこは百済参鶏湯という老舗であった。

百済参鶏湯
https://tabelog.com/southkorea/A5301/A530101/53000076/

腹が減るまでギリギリ引っ張った結果、閉店間際、時刻は21時半ほどになっていた。
店に入るとキムチが3種類登場。そして・・・サムゲタンをオーダーするぞ!

通常のやつと、ちょっと滋養の高麗人参などが入った美容にいいやつ、さらにフルスペックの滋養強壮薬的なものがふんだんに入った烏骨鶏のハイグレードが選択肢となっている。

店員のおばあちゃんはハイグレードを奨めてきたが、滋養強壮的なものがいっぱい入ると味がまずくなりそうだったので、ノーマルをチョイスする。

しばらくして出てきたのはそれはかなりうまそうな鶏の塊が白湯のスープの中に沈められていた。

百済参鶏湯

その鶏の中に無理矢理米がぶち込まれているような、そんな食べ物。
正直これ、そんなにうまいか?と思ってしまった。何かというと味が薄い?とにかく薄い気がするが素材の味を大事にしたいと言い聞かせてスープをすすっていたが、腹がいっぱいだからか薄味だと箸が進まない。キムチを起爆剤として食欲を加速させる。特にニンニクキムチがブーストに役立つ。

さらに、テーブルにあった胡椒を振ることで味が完成するのではないかと考え投入。かなり味が整った気がする。何とか食べ切った。コンビニでコロナビアを買って帰る。

宿のオーナー家族と団らん~続き~

宿に帰ると、同じ場所でオーナーと娘さんがまだ飲んでいた。
コロナを持っているのを見るやいなや一緒に飲もうよと呼び止められた。

夕食は美味しかったかと聞かれたが、やっぱり焼肉が食べたかったと正直に答える。
あまり英語が喋れないからと翻訳アプリを使った会話が始まった。
この新築の宿は元建築士のお父さんががすべてを設計したそうだ。

昼間警察がいっぱいだったが何があったのか聞くと、オバマが来ているとのことだった。
なるほど、それであんな物々しい警備体制だったのか。

結構盛り上がってまだまだ話は尽きなかったけど、明日早いからということで早めに切り上げる。
軽い感じにおやすみを言い合ったが、これが最後の挨拶となってしまった。

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